長年勉強していても、なかなか上達しない中国語。ふと中国人ネイティブたちは学校で自分の「国語」をどんな風に学ぶのかと気になって、実際に中国で小学生が使っている「語文(国語)」の教科書を勉強してみることにしました。

とりあえずは「ピカピカ」の小学校1年生から。現在の中国のの小学校は現在6年制と5年制が地域によって混在しているみたいだけど、今回は5年制の1年生の教科書を入手。1年で上下2冊を学習します。中国らしい悪い紙質に雑な印刷です。


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この教科書を使う中国人小学生は6歳で、多くは読み書きは出来ません。もちろん日常会話は中国語だけど、殆どが地元の方言によるもの。学校に上がって多くの小学生にとっては、テレビで聞こえてくる「普通話(標準語)」という別の言葉を初めて学ぶことになります。この点ではオレたち中国語を勉強する外国人と多少共通します。


さて上巻から勉強開始。早速、表紙をめくって「目次」です(画像をクリックすると拡大します)。

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「目次」に続き、この教科書のマスコットキャラクター(?)の龙龙、文文から 同学们へのあいさつ文があります。いきなり小学生のクセにピンインも振られていない一丁前の文章が載っていて驚愕したけど、この教科書を見ている小学生はこの段階では「看不懂」。先生が読み聞かせるものだということです。


この教科書、ピカピカの小学1年生のものと侮るなかれ。軽く全体を見たけど使われている中国語は想像以上にハイレベルです。また外国人向けという配慮がないので、子供向けとはいえ容赦ない中国語と言う感じ(笑)。初めて知ることもあって勉強になることが多いです。

興味があれば、目次の順に一読してみてください。